
宮沢章夫さんは劇作家、演出家、作家という肩書きですが、私が知っているのはエッセイのみ。これが面白いんです♪
「わからなくなってきました」とか「牛乳の作法」とかが好きで、何度も読み返したりしています。
今回はMacについてのエッセイという事で期待していましたが、期待を嬉しく裏切るような内容にまたまたはまってしまいました。
おそらく、私よりは遙かにずっと、Macやコンピューターについて詳しい人なのだろうと思うのですが、ビギナーの私にでさえ、「初心者か!?」と思わせるような絶妙にズレた文章が最高です。
例えばAppleの社員を町中でお昼時に見かけて、どこへお昼を食べに行くのかと後をつける話があるのですが、尾行したくなるその気持ち、凄くよくわかります♪
Macからどんどん話が展開していって関係のない事に行きついたり、全然関係のない話からMacの話へと戻っていくのも見事です。
Appleのサポートセンターにトラブルの対処法を聞く為に電話して、サポートセンターの女性と、人生観について語ったり。
Macに興味がない人や、コンピューターに詳しくない人でも面白く読める、不思議でMacなエッセイです!
1ページに2,3回はニヤニヤポイントがあるので、電車などでの1人読みは危険です!お陰で今日私は電車の中でずっとニヤニヤしていました☆
「カダフィー大佐」には大うけだよ!! 電車の中で大笑いさせないで〜!
「レンダリングタワー」という題名が?でしたが、最後まで読んでも結局わからないよ〜!!
なんとなく、凄そうな気はします。強そうな感じで。ま、それでいっか!


