「ミスティック・リバー」や「ショーシャンクの空に」などの俳優として有名なティム・ロビンス
1949年に書かれたこの小説『1984』は、独裁者に支配された未来の管理社会を描いた作品(だそうです、読んでません……)。
『1984年』といえば、Macユーザーにとっては、何と言っても初代MacのテレビCMですね!
小説をモチーフにした内容で、「小説『1984』のような未来にならないように、Macを発表します!」みたいなメッセージが流れるアレです。しかもこのCMの監督は「エイリアン」や「ブレードランナー」のリドリー・スコット
1984年のアメフト、スーパーボールの全米テレビ中継の中で、たった一度だけしか放映されなかったにも関わらず、映像と内容が衝撃的で、凄く話題になったそうです。
……、と偉そうなことを書きましたが、その話は聞いた事があったのだけど、実は今まで実際に見たことがなかったんです。
そのCMを、今回、初めて見ることができました! こちら。

まず「おねえさんが胸を揺らして走ってる」のと「おねえさんのウェアが昔っぽい」っていうのが一番印象的でしたが、さすがにリドリー・スコット! 最近よく観るSFクローン映画のような映像を、22年も前に完璧に映像化していたんですね!
それにしても、このおねえさんは本物のハンマー投げ選手なのか、女優さんなのか気になるところ。
そして、ジョブ介先生にこのCMの意味を色々と教わりました。
例えば、ここで未来の社会を独裁している「ビッグ・ブラザー」は、当時「ビッグ・ブルー」と呼ばれ、コンピュータ界を牛耳っていたIBMへの皮肉だったこと。そして、そのIBMとは、後にCPUを一緒に作ることで手を組むことになったこと。などなど……。
なるほど、そういうことだったんですね。ここからMacが始まったのかと思うと、とても感慨深いです。
そして、なんと、このCMが放送されたのが1984年の今日、1月24日だったそうです!!
つまり今日、1月24日は、Macintoshの22回目の誕生日☆
ちなみに、1984年にジョブズがMacを初めて発表した時のビデオも同時に見ることができました。こちら。

ジョブズ、若〜い! 可愛い♪
そして、やっぱりポケットから何か出してる〜!
ポケットに隠すワザは、当時からだったんですね!

「1984」映画版
マイケル・ラドフォード

で、これのリメイク版があるの御存知ですか?2004年のMacworld ExpoでのJobsの基調講演の時に流れたものです。本家のAppleでは既にリンクが削除されていて到達できなかったので、Googleで探しました。噂では合成だとか撮り直しだとかいろいろですが、何が違うか分かりますよね。
http://www.mactime.ru/mactime_img/upload/Media/2062.mov
わぁ! iPodがついてる〜!?
スゴイおかしいですねー、コレ♪
きっと2004年の基調講演では大受けだったでしょうね!
そういえば、1984年のMac発表時の会場の盛り上がりももの凄くてびっくりしました! 今はどんな新しい事を発表しても、あんなには盛り上がらないよな、と思うと、当時がちょっと羨ましく思えました。